札幌医科大学附属病院 心臓血管外科

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研修医ブログ
札幌医科大学附属病院 心臓血管外科の研修医が持ち回りで担当するブログです。

2011年12月18日

心臓血管外科医のモチベーションを維持するために

こんにちは札幌です.

ブログは不特定多数の方に向けてのメッセージという特性がありますが,
そんな中に読んで欲しい方に読まれていることも事実です.
北海道を含め全国の心臓血管外科に興味を持つ学生さん,研修医の先生の目に止まれば幸いです.


尚,個人的意見なので,皆様の意見と食い違えば申し訳ありません.



今日は思ったことを徒然に書いてみたいと思います.

先日,私が所属している同門会の忘年会でありました.
北見に行かれている後輩の先生とお話ししたのですが,つい数か月前とは違い,顔つき発言に頼もしさがあり
環境は人を育てるものだなと思い,うらやましく思いました.


同門会ではいかにして新規医局員を確保するかという話題になりました.
全国どこの心臓血管外科も医局員不足に悩んでいるのは事実ですが,そんな中でも医局員を毎年多数獲得している大学医局,病院があるのも事実です.我々の医局との違いは何かと考えてみました.『興味ある学生さんを飲み会に誘って話を聞いてもらう』という話がよくでます.確かにあると思います.私も札幌医大に入局させていただく際に医局員の先生が飲み会を開いてくれました.信頼に足るかどうかもわからない私の為に飲み会を開いてくれて,最後に握手をしてくれました.『ここでなら,働ける』と直感で就職を決めました.私自身の決断力がなく,決めたのは2月の末でした.

 そんな中入局し,4月から心臓血管外科医として勤め始めました.最初は,わからないことが多く,怒られ,薬剤の特性もわからないのに泊まって術後管理をしていました.器用だと思っていた私ですが,外科に入ると全然そんなことないなと思うことだらけで.そんな中でも5年間なんとか続けて来ました.正直『いつまでもモチベーション続かないし辞めたいな』と思うこともありましたが,術者になりたいとその思いひとつで今も続けています.


 そんな中,今年ひとつのターニングポイントとなった出来事がありました.
『心臓血管外科医のモチベーションを維持するために』という学会のセッションのDVDを見ました.
その中で全国のtop surgeon達がいろいろ話していて非常に勉強になりました.
2時間にわたるセッションの最後に座長の先生(この方もtop surgeonです)が
『私が心臓血管外科医を続けてこれたのは「続けてきたから」だ』とおっしゃってました.

最初はよく意味が分かりませんでしたが,
心臓血管外科医は高い理想,高い技術を持つことが大事であるが何よりも続けることが一番だと.
心臓血管外科手技は一件難しそうに見えるが実は基本手技の繰り返しなので,高等な技術は必要ないということでした.実際にはその先生の手術は本当に綺麗にされるので間違いなくsenseの塊ですが.
厳しい環境の中,自然と心臓血管外科医師が脱落していくこの世界で,続けることで周りが自然と淘汰され,続けてこれた医師が自然とsurgeonになれるとの主旨でした.

『継続は力なり』
なんだなと深く心に留めました.
いま一番好きな言葉です.

非常にいい話なのですが私の文章力の稚拙さのせいでなんだか,うまく伝えれなくて申し訳ないです.



心臓血管外科医を続けるために
私が,後輩にいまできることといえば
失敗を回避する為の手段を数個教えれるくらいで高等な技術は教えれません.

心臓血管外科医は忙しく,他科より忙しいです.
けど他科と比べて何があるかといえば『やりがい』だと思います.

一緒にやってくれる後輩ができればどこの病院でも
後輩の仕事も一緒に仕事をして互いの負担を減らして
外科の手技の話をたくさんして,たまに息抜きをして
一緒に心臓血管外科医を続けれるようにしたいと思っています.
手技の向上,学術的な活動など,心臓血管外科医としての愉しみは非常に多岐にわたるはずです.
私が,心臓血管外科医を目指す後輩にできることは
『続けれる環境をつくる』ことと微々たる事です.
当然ですが,常に自分自身を成長させていきたいです.


心臓血管外科に少しでも興味のある学生さん,先生はいつでも我々に御連絡下さい.


長くなりました.
今年もあと少しです.
皆様健康に気を付けてお過ごしください.


posted by 研修医 at 17:10 | 北海道 ☔ | 日記