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研修医ブログ
札幌医科大学附属病院 心臓血管外科の研修医が持ち回りで担当するブログです。

2007年10月25日

胸部外科学会報告

 こんにちは。上原です。今日は10月17日から10月19日まで第60回胸部外科学会に参加してきたのでその報告をします。
今回の胸部外科学会は仙台でありました。
 1日目はpost-graduate seminarといって、若い先生達用に各方面の専門の先生方が今のトピックについて講演をしてくださいました。その中で印象に残ったのは先天性心疾患についての講演でした。札幌医大では今は先天性心疾患の手術はほとんど行っていません。先天性の手術は決まった方法はなく、まさに「心臓を作っていく」という感じでした。幼少期に手術を受けた患者さん達の長期予後についても発表があったのですが、元気に運動会で走ったり踊ったりしているビデオが示してあり、やっぱり心臓の手術ってすごい、と改めて思いました。
 1日目の午後はハンズオンセミナーといって豚の心臓を使って実際の手術手技を行うセミナーがありました。事前に申し込みをしていなかったにも関わらず、樋上先生が指導にあたっていた冠動脈バイパス術のコーナーへ見学にいくと、豚の心臓が1つ余っていたので柳清君と一緒にその心臓にバイパスする事ができました。実際にバイパスを自分でしてみるとsuture同士の距離はどのくらいがいいのか、marginはどのくらいとるのか、組織が乾燥すると非常に手技が行いにくくなるなど気づく事が多々ありました。
1日目の夜は渡辺先生、小柳先生と札幌医大の関連病院で現在勤務なさっている先生方とインドの先生と一緒に食事をしました。仙台といえば牛タンですが、牛タンがおいしかったです。
2日目は招請講演といってアメリカからいらっしゃった先生の講演が興味深かったです。虚血性心疾患+grade2 以上のischemic MRに対して、CABGのみを行った群とCABG+MAPを行った群の長期予後を比較し、MAPを行うべきかどうかについてに触れていました。実際に私が担当した患者さんでgrade3のishcemicMRがあったのですが、両側内頸動脈が閉塞していたために(神経症状はなかったです)、人工心肺がまわせず、OPCABのみを行ってischemicMRがtrivialになった患者さんがいらっしゃったので興味を持って聞く事ができました。
また、今回の学会では札幌医科大学の第2外科から渡辺先生、中島慎治先生、栗本先生、山内先生、小柳先生、大堀先生が発表しており、他病院の先生方が興味を持ってその発表を聞き、質問している姿を見てうれしかったです。
 今回、私たち自身は発表がなかったのですが、樋上教授やチームの先生たちのご厚意で学会に行く事ができました。総会に行くと、他病院でどんな事が行われているのか、今のhot topicは何なのか、などが分かり興味を持ち、学会から帰って「ちょっと論文をよんでみようかな」と思うので非常に刺激になりました。
また、参加できる機会があるといいのですが、それまで今回の刺激を維持して日々のことをがんばりたいです。
posted by 研修医 at 18:49 | Comment(0) | 日記
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